ドライアイ
ドライアイは涙の乾燥、涙の質・量の変化などが原因で目の表面に傷がついてしまい健康を損なう病気です。
主にパソコンやテレビの画面を見ている際に目を酷使したり、空調機による空気の乾燥、コンタクトレンズの長時間着用による酸素欠乏などが原因で発生します。
現代は機器などの発達により目を酷使する環境にさらされやすく、一般的なオフィスだとドライアイを罹患している可能性がある人が30%近く居るという報告を受けています。
コンタクトレンズ着用だと更にドライアイを罹患する可能性が上昇します。
罹患すると目が乾く以外にも様々な不快な症状が目に表れます。
以下のような症状を5つ以上、感じるようでしたらドライアイの可能性があります。
- ・目が乾いた感じがする
- ・目が疲れる
- ・目の中に異物感・不快感がある
- ・目に痒みがある
- ・目が充血しやすい
- ・目に痛みを感じる
- ・目が重い
- ・目やにが増えた
- ・目を10秒以上、開いていることができない
- ・視界が霞む
- ・原因もなく涙がでる
- ・光が眩しすぎるように感じることがある
ドライアイは二つの性質に分類することができます。
1つ目は、涙の量のトラブルが原因になる涙液減少型ドライアイです。
涙の分泌量が減少してしまっている状態です。
目が正常な状態だと目が乾燥しても涙で目が潤うような循環ができていますが、涙液減少型ドライアイだと乾燥しても適切な量の涙が分泌されません。
2つ目は、涙の質の異常が原因になる蒸発亢進型ドライアイです。
これは涙が分泌されても、溜まらずにすぐに乾燥してしまう状態です。
蒸発亢進型ドライアイだと涙の蒸発を防いでくれる成分を作る組織に異常が起きてしまい、目が乾燥してしまいます。
通常時は油層・水層・粘液層が涙の蒸発を防ぐ成分を作っているのですが、どれかが欠如すると安定性が無くなり異常が起きてしまいます。
いずれにしても症状が進行する前に、診断を受けることが望ましいです。