眼精疲労
眼精疲労の症状は何かを見るだけでも目に強い不快感として現われます。しばしば頭痛と嘔吐などの症状も出ることがあります。目以外にも胃痛、食欲不振、便秘、不安感、抑鬱などと言った症状も引き起こす場合もあります。ただの眼の疲労ならば睡眠を取れば回復しますが、眼精疲労の場合は休息を取っても回復しないほど重度な状態です。症状をまとめると以下のようになります。
●目に現われる症状
- (1)目の痛み
- (2)目の乾き
- (3)目の疲れ
- (4)目の痒み
- (5)目の充血
- (6)視界の霞み
- (7)ショボショボする・ゴロゴロするといった不快感
- (8)焦点を合わすのに強いストレスがかかる
- (9)いつもより光が眩しく感じる
○身体に現われる症状
- (1)頭痛
- (2)肩・首のこり、背中のこり、倦怠感
- (3)嘔吐感
- (4)胃痛、食欲不振
●心に現われる症状
- (1)不眠症
- (2)イライラする
- (3)抑鬱状態
眼精疲労を引き起こす原因は目の酷使、何かしらの眼科疾患、目の調整機能の低下、精神的要因の4つが考えられます。目の酷使は眼精疲労の原因で最も多いです。テレビモニターやパソコンを長時間見続けていたり、暗い場所で読書を続けると目に疲労が蓄積されていきます。ドライアイ、白内障、緑内障などの眼科疾患も眼精疲労の原因になります。特にドライアイは目の酷使と密接に関わっているので注意が必要です。近視・遠視・老眼など、目の調整機能が低下すると焦点を合わせるのが大変になりやはり眼精疲労の原因になります。慢性的な睡眠不足、ストレスも眼精疲労の原因になります。休んでも目の疲労を取ることができなかったら早く眼科に行って診断を受けましょう。原因によっては適切な治療薬を処方してもらえるし、眼鏡・コンタクトレンズを用いた視力矯正、目のケアの指針などを指導してもらうことができます。眼科で適切な診療と、生活習慣の効果的な改善方法のアドバイスをもらいましょう。