上まぶたが開きにくい状態、上まぶたが上がりにくい状態を眼瞼下垂と言います。
症状としては上方の視界が悪い、夕方目が開けにくい、まぶたが重い、まぶたがくぼむ、額に深いシワができた、額の疲れ、肩こり、頭痛などがあります。
眼瞼下垂の原因は先天的なものと後天的なものがあります。
先天性眼瞼下垂はまぶたを開ける筋肉(上眼瞼挙筋)の力が生まれつき弱いために起こります。
後天性眼瞼下垂の原因はさまざまで,最も多く認められるのが加齢による変化で上眼瞼挙筋の力が弱くなってしまうことにより起こります。
コンタクトレンスの長期装用により上眼瞼挙筋からつながる膜(腱膜)が引き延ばされたり外れてしまったりすることによっても起こります。
ほとんどの後天性眼瞼下垂がこの腱膜性眼瞼下垂ですが、まれに神経や筋肉が原因の場合もありますので注意が必要です。
眼瞼下垂には原因に基づいた分類があります。
先天的に上まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)が発育異常を起こしたもの。
視力の発育を損ねてしまい弱視になる場合もあります。
上まぶたを上げる筋力の低下や皮膚の弛緩により起きたもの。
上まぶたを上げる筋肉(眼瞼挙筋)の力が低下する以外にも、筋肉(眼瞼挙筋)から続く腱膜がのびたり、外れてしまい起こります。
事故などが原因で起きたもの。
いずれも日帰り手術による治療が可能です。保険適用範囲内です。
上まぶたに切開を行い、皮膚の余剰があれば切除し、上眼瞼挙筋や腱膜をまぶたにある瞼板という組織に固定する方法です。
手術後5~7日後位に抜糸をします。
眉毛下縁の生え際に沿って紡錘形に切開をして、余剰皮膚を切除します。
手術後5~7日目位に抜糸をします。
形成専門医の診療日:第一・第三月曜日と第二土曜日になります。
診察は完全予約制となっておりますので、ご希望の場合はお電話にて予約をお申し込みください。
まぶた専門執刀医の診察は完全予約制になります。
手術方法や費用などのご説明をさせて頂きます。
予約状況により予約無しでも診察を受けられる場合もあります。
詳細は、スタッフにお尋ねください。
診察を担当した医師が執刀します。
手術後は、少しお休みいただいた後、お帰りいただけます。
翌日・1週間後・1ヵ月後、その後の検診は、医師の指示に従ってご来院頂きます。